こんにちは、えみちゃん@育休中です。
暑くなってきた上、湿度が高くて寝苦しい今日この頃ですね。
娘は生後8か月になり、食べられるものも増えてきました。
卵にチャレンジしている中で、アレルギーを発症しました。
その時のエピソードを踏まえ、病院の受診方法、今後についてお伝えしたいと思います。
これから卵を始めようとする方へ少しでもお役に立てると幸いです。
食物アレルギーとは
摂取した食物が原因となり免疫学的機序(体を守る働きを免疫と言います)を介してじん麻疹・湿疹・下痢・咳・ゼーゼーなどの症状が起こることを食物アレルギーといいます。
アレルギーは「過敏症」と訳され、免疫反応の一つであり、われわれの体にとっての異物を排出するための一つのメカニズムです。
食べ物のタンパク質に反応!
厚生労働省の食物アレルギーより参照いたしました。
つまり、自分の体にとって不要なものを追う払おうとしたら、免疫さんが予想外に頑張りすぎた結果、蕁麻疹やら咳やらが出てきた状態です。
タンパク質が多い食べ物が特に食物アレルギーを起こしやすいということです。
アレルギーの原因物質
小児期に一番多いアレルギーは鶏卵です。
2番目は牛乳
3番目はそば
だそうです。
厚生労働省の平成9年度報告書より。
平成9年なので、最新のデータはどうなのでしょうか。
主観的には、周りの乳幼児さんの卵アレルギーについてはよく聞きます。
アレルギー物質28品目って?
過去の健康危害等の程度、頻度を考慮し、特定原材料を定め、容器包装された加工食品について、当該特定原材料を含む旨の表示を義務付けています。
(消費者庁より)
えび
かに
くるみ
小麦
そば
卵
乳
落花生
8品目
特に発症数、重篤度から勘案して表示する必要性の高いもの。
アーモンド
あわび
いか
いくら
オレンジ
カシューナッツ
キウイフルーツ
牛肉
ごま
さけ
さば
大豆
鶏肉
バナナ
豚肉
まつたけ
もも
やまいも
りんご
ゼラチン
20品目
症例数や重篤な症状を呈する者の数が継続して相当数みられるが、特定原材料に比べると少ないもの。
特定原材料とするか否かについては、今後、引き続き調査を行うことが必要。
義務が8品目+任意が20品目=28品目
アレルギー物質で、任意でも記載がある食品は好感が持てますよね。
きっちりしている印象です。
主なアレルギー症状
アレルギー症状の頻度が高い順は
1位:皮膚症状(おおよそを占めます。)
蕁麻疹、湿疹、発疹 ←娘は顔・手・首・背中・胸・お腹に蕁麻疹がでてきたで気が付きました!
2位:消化器症状
悪心、嘔吐、下痢→繰り返し続ける嘔吐は緊急度が高いです。
3位:上気道症状
口腔粘膜・咽頭の掻痒感
そして、
ここからの症状は迷わず、救急車を呼んでください。
↓
4位:下気道症状
咳嗽、喘鳴、呼吸困難
5位:全身性反応
ショック症状(頻脈・血圧低下・活動性低下・意識障害・唇や爪が青白い)
呼吸が苦しそう、ぐったりして反応が乏しい場合は病院を受診するのではなく、救急車を呼んでください。
病院受診方法
①子供のアレルギー症状を確認する。
(蕁麻疹・嘔吐・搔きむしりなどの症状がある)
いつ頃、何の食べ物を、どのくらい食べたのかを説明できるようにしておきましょう。
↓
②かかりつけ医へ電話をする。
(離乳食を始めたころであれば、予防接種に通っている病院でもよい。)
電話の状況
2時間ほど前に、卵の白身を2日目2口食べ、顔や体に蕁麻疹が出てきました
今、予防接種の時間でして、、、
30分後に病院へ来てください。
病院へ来るまでに呼吸が苦しそうであれば、救急車を呼んで下さい。
このようなやりとりで、病院も慣れている様子でした。
すぐに受診できない事情が病院にもあるようでしょう。
一般受診の他患者さんも多く待っている状況なので、病院には緊急度の判断が求められます。
もし病院が開いていない時間帯であれば、
♯7119(救急安全センター事業)へ電話をして、受診を相談をしましょう。
都道府県により異なりますが、24時間であることが多いです。
♯8000(こども医療でんわ相談)は夜間のみのところもあります。
こちらも相談できますね。
↓
③受診をする。
症状が落ち着いていたら、特に処置はありませんが、アレルギーについて調べるために採血をしました。
また、次回同じようにアレルギーが起こった場合に備えたお薬(飲み薬をもらいました。)
アタラックスPはアレルギー症状を引き起こすヒスタミンという物質の働きを抑えるお薬です。
その効果によって、皮膚のかゆみを和らげてくれます。
軽度のアレルギーであれば、このお薬を出してくれるようですね。
受診することで、安心ができました。
娘はじんましんが出たときは皮膚を掻きむしっていました。
病院に到着後じんましんが落ち着いたので、内服はしませんでした。
軽度の場合で説明しましたが、
呼吸が苦しそう、ぐったりして反応が乏しい場合(重度)は病院を受診するのではなく、救急車を呼んでください!
アレルギー検査の結果 離乳食の進め方
アレルギー検査の結果
採血結果を聞きに行く。(おおよそ1週間後)
採血結果がわかるまでの1週間程度は卵を控えておくように指導がありました。
卵白とオボムコイド(卵)がクラス3です。
卵黄がクラス1ですね。
このくらいのアレルギーだったら1歳くらいで治る方が大半です。
みんな卵白をいきなり与えるからアレルギーになるんです。
お菓子から行きましょう!
固ゆでたまごの卵黄→卵白から進めていきましたが、アレルギー反応が出やすいと言われました。
教科書通りに進めたつもりなのに、、、、、
ボーロやホットケーキなど、つなぎに卵が使われているくらいの量から、少しずつはじめることをおすすめされました。
卵アレルギー軽度の子供にとって、お菓子は都合がいいということですね。
友人は卵の加熱が甘く、卵アレルギーが出現したようです。
生卵の方がアレルギー物質が多いので、火はよく通しましょう。
1歳になると、消化機能がアップし、アレルギー反応が起こりにくくなるようです。
同じ理由ではちみつも1歳~OKになりますもんね。
離乳食 卵に代わるたんぱく質
卵単体では1歳まで控えるので、たんぱく質はどうしましょうか。
成長発達には欠かせないたんぱく質です。
また、貧血も気になるところなのです。
現在、楽にタンパク質がとれる食材の実際をお伝えします。
★卵のみアレルギーがある場合を想定しています。
豆腐
これが一番調理がいらずで楽です。
3パック入りが100円までくらいで売っているので、これの1パックの2 ㎝角くらい与えています。
コスパがいい。
ごはんと一緒に混ぜて温めます。
残りは大人が食べます。
しらす
これもお湯をかけて塩抜きをして刻めば完成だから楽。
生協でよく購入しています。
白身魚
スーパーの刺身を購入し、加熱して、ほぐして使用しています。
だしと一緒に合わせるとかなり食べてくれます。
お麩
麩もかなり楽です。
乾燥しているので手でつぶしてから、ふやかすだけなので、簡単です!
バナナ
冷凍しておくと便利です。
こちらも手軽に食べることができます。
豆乳と一緒に食べると喜んでいました。
ベビーフード
調理が大変な時はベビーフードもいいですよね。
栄養がしっかり取れますし、月齢にあった食べ物の固さも参考になりますよね。
手軽なので、外出先だけでなく、自宅でも取り入れています。
レバーはタンパク質も鉄分も豊富なので取り入れたいですが、調理が大変なので、ベビーフードで積極的に選んでいます。
これも粉末を溶かすだけなので、便利でよくお世話になっています。
ベビーフードのアレルギー表示や栄養バランス(充足率)を確認してみましょう。
また、初めて食べる食品が複数あるベビーフードはアレルギー反応がでた時にどの食品かわからないため、
食べたことのあるベビーフード、もしくは食べたことがない食品が1品目のベビーフードであればよいですね。
離乳食 注意点
アレルギー検査ですべてが分かるわけではない
アレルギー検査において、アレルギーの多い28品目すべてを調べていません。
なので、何に対してアレルギーが出るかわからないのです。
28品目以外にもアレルギーがあるかもしれません。
アレルギーに備えながら進めていきましょう
★初めての食品は基本的に赤ちゃんのスプーン1日1さじから増やす。
もしアレルギー反応があっても、少量であれば、反応は食べた量に比例するからです。
★病院が開いている時間帯に新しい食べ物は挑戦しましょう。
受診の必要があった時にすぐ相談できるので、安心です。
★アレルギーを引き起こしやすい食べ物も、開始時期は通常通り。
開始時期を遅らせることでアレルギーが防げるわけではないからです。
重度のアレルギーでショック状態になったり、強いアレルギー症状があると、病院にて負荷試験が行われますが、
クラス3くらいのアレルギーであれば、少量ずつ食べていく方が、避けすぎるより、アレルギー反応を引き起こしにくくなっていくというデータもあります。
ピーナッツを5歳まで与えなかったグループと1歳までに少量ずつ与えたグループで、どちらがアレルギーを発症しやすかったかという研究です。
答えは1歳までピーナッツを食べ始めた方がアレルギーを発症しにくかったということでした。
★病院と相談しながら、離乳食を進めていきましょう。
病院の治療方針が異なる場合もあるので、相談しながら、食べる量、食べ方など進めていきましょう。
★皮膚のケアをしましょう。
肌が乾燥傾向である場合、皮膚からアレルギー発症のリスクがあるという研究もされているからです。
毎日の保湿が大切ですね。
まとめ
アレルギーは誰でも起こりうることなので、もしもの時の対応を考えておくと不安が減りますね。
娘は軽度の卵アレルギーと診断されました。
病院へ相談し受診しました。
採血の結果、医師より少量の卵を含む食品(お菓子を推奨)から様子を見て与えていくことを指導されました。
おそらく病院によっても治療方針が異なったりするかと思うので、参考にしていただけたらと思います。
現在与えている、卵に代わるタンパク質をご紹介されていただきました。
他のアレルギーがない前提で紹介していますので、初めての食品にはご注意ください。
ベビーフードを購入する際にもアレルギーや栄養バランスについてもチェックしてみるといいですね★
注意をしながら、楽しい食事の時間を過ごせるとよいですね。
娘の卵アレルギーの経過についても日を追ってお伝えしていきますね
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