こんにちは、ひろちゃん@育休中 です。
今回読んだ本はこちら↓
著者 三戸政和
出版社 講談社+α新書
分類 ビジネス
出版日 2023/8/21
会社に勤めていると、嫌な上司や同僚って必ずいます。
つまらない仕事ややりたくない仕事をしないといけないことも多々。
いつか自分の会社で好きなことをやりたい、でも起業なんてできる気がしない。
そんな時出会った本がこちらの1冊。
会社を買って経営し、収益をあげる。
それが自分の資産になっていく。
その方法について具体的に書かれた本書を紹介します。
三戸政和さんの紹介
著者の三戸政和さんは、株式会社日本創生投資 代表取締役社長。
1978年兵庫県生まれ。同志社大学卒業後、2005年ソフトバンク・インベストメント(現SBIインベストメント)入社。
ベンチャーキャピタリストとして日本やシンガポール、インドのファンドを担当し、ベンチャー投資や投資先にてM&A、株式上場支援などを行う。
2011年兵庫県議会議員に当選し、行政改革を推進。2014年地元の加古川市長選挙に出馬するも落選。
2016年日本創生投資を投資予算30億円で創設し、中小企業に対する事業承継・事業再生などに関するバイアウト投資を行なっている。
オンラインサロン(経営塾)「サラリーマンが300万円で小さな会社を買うサロン」の参加者は200名を超える。
三戸政和さんの他の本の紹介
今回紹介する本の前書であるこちらがベストセラーになりました。
「今すぐサラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい」の構成とよみやすさ
「いますぐサラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい」は、シンプルな6章構成です。
ページ数も200ページ程度と読みやすい新書サイズ。
本の構成
- はじめに 会社が格段に買いやすくなった
- 第1章 資本家の仲間入りをする近道
- 第2章 なぜ、「いますぐ」なのか
- 第3章 自信を失ったサラリーマンたちへ
- 第4章 サラリーマンだけが持つ「社長の能力」
- 第5章 どんな会社を買えばいいのか
- 第6章 ここを見れば会社の実力がわかる
- 第7章 会社を買った人たちが語る
老後2,000万円問題が突きつけられてから、みな自分の資産により危機感をもつようになった気がします。
給料は上がらず物価は高騰、税金や社会保険料は右肩上がり。
新NISAの導入は、「国は助けない。自分で資産を準備せよ」とのメッセージだと受け取りました。
資産運用といえば株や不動産を連想する人が多いのではないでしょうか?
第1章では、資産の増やし方として選択肢「小さな会社を買う」を提示し、その有効性が説明されます。
第2章では、なぜ今会社が買い時なのかがわかります。
コロナがあけ、高齢の社長が会社を売りに出し、借金なしで会社が購入可能であることを知りました。
第3章では、自信を失ったサラリーマンに、「自信をもってよい」とメッセージが送られます。
会社は成長せず、職位も上がらず、給料もあがらない。
でも個人には転職・起業、そして会社を買うという選択肢があります。
サラリーマンを長年続けてきた人には未来にむけて選択肢があるということです。
第4章では、具体的にサラリーマンの何が強みかを教えてくれます。
大企業のサラリーマンは特に、さまざまな研修・教育をうけています。
これは中小企業では考えられないレベルの教育であり、知らず知らずのうちに経営能力が磨かれているということです。
大企業では生産性の向上のため、職場でミーティングや改善活動など行われているでしょう。
中小企業ではそんな日々の改善活動を行えば、経営が劇的に改善することも多々あります。
大企業で5人メンバーを抱えた立場なら、5人程度の中小企業の社長を全うすることができるのです。
第5章では、どのような会社を買えばよいのか説明されます。
赤字でどうにもならない会社を買ってしまっては資産として成り立ちません。
得意な業種、得意な地域を中心に、買いやすいビジネスモデルなどが記載されています。
また、会社探しに役立つサイトや施設などの紹介もあります。
第6章では、どこを見れば買うべき会社かどうか判断がつくのか教えてくれます。
財務だけでなく、人材や取引先など、押さえておくべきポイントが掴めます。
最後の第7章では、実際に会社を買った人たちの体験談が記載されています。
著者が運営しているサロンメンバーの話です。
会社の金額もまさに300万円程度のものから、数千万円のものまで紹介されています。
具体例を交えながら説明されるので、とても読みやすいです。
おすすめの理由
私自身がまさに、「一生会社勤めは嫌だけど起業とか無理」な人間です。
今はサラリーマンだけど、いつかは自分の好きな仕事だけをして生きていきたいと考えています。
本書で会社を買うという選択肢について、非常に具体的に考えることができました。
簡単に見つかることはないでしょうが、色々なサイトを見て探すようになりました。
著者は1978年生まれで40半ば。私も同年代です。
会社を購入して資産を増やし、サロン経営して自分の好きなことをされているのでしょう。
私もそんなふうになりたいなと思います。
同じように今はサラリーマンだけど、自分で好きな仕事だけをしていきたいと考えている人におすすめの1冊です。
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