混合栄養で赤ちゃんとの授乳を楽しもう!|混合栄養は難しい?ママの悩みを解決!

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こんにちは、看護師えみちゃん@育休中です。

赤ちゃんのお世話に関する悩みで多い授乳についてまとめてみました。

新生児から混合栄養の娘(生後5か月)は、すくすく成長中です。

母乳とミルク、どちらを選べば良いか迷っている方必見!混合栄養について徹底解説します。

赤ちゃんの成長を考慮したミルクの選び方や授乳方法、よくある疑問についてもお伝えします。

母乳とミルク、混合栄養のメリットデメリットを知って、納得した上で自分に合った授乳方法を選択することに役立つと思います!

目次

1.混合栄養とは?

生まれてすぐの赤ちゃんはご飯を食べられませんので、授乳にて栄養を摂取します。

授乳の栄養法は3種類あります。母乳、混合、人工乳(ミルク)の3種類です。

今回は混合栄養について詳しくお伝えします。

1-1. 混合栄養の定義とは?

混合栄養とは、母乳とミルクを併用して赤ちゃんに栄養を与える方法のことを言います。母乳だけでは赤ちゃんに必要な栄養素が足りない場合や、母乳が出にくい場合などに、ミルクを併用することで赤ちゃんに必要な栄養素を摂取することができます。

母乳+ミルク=混合栄養

1-2. 混合栄養の種類と特徴

混合栄養の方法はさまざまですが、代表的な方法をお伝えします。

・母乳の後すぐミルクを与える方法で、母乳とミルクを1セットとカウントする方法

・母乳とミルクを交互に与える方法です。

・ミルクは3時間ごとに与え、3時間経過していない時は母乳をあげる方法。

・メインは母乳で、お風呂上りや寝る前だけミルクを使用する方法

などがあります。

えみちゃん

今(生後5か月の娘)はほとんど母乳で足りているようですが、外出時やお風呂上りや寝る前にミルクを追加しています。

だんだん母乳の後にミルクを飲まなくなってきたので、毎回の授乳でミルクを追加しなくなりました。

今(生後5か月)はほとんど母乳で足りているようですが、外出時やお風呂上りや寝る前にミルクを追加しています。

1-3. 混合栄養のメリットとデメリット

哺乳類である人間は子供に母乳を与えることで生命をつないできた始まりがあるので、母乳栄養が推奨されることは理に適っています。

今は令和。時代は変わっていくように、授乳方法の選択肢も変わってきています。

選択できるように母乳・ミルクのメリットデメリットを知っていきましょう

完全母乳、完全ミルク、自身のライフスタイルに合った方法で、赤ちゃんが順調に成長発達していれば問題ありません(^^)

母乳のメリット

  • 栄養が豊富で免疫抗体成分があり感染防止に役立つ成分が入っている!消化しやすい成分
  • 赤ちゃんの将来の生活習慣病のリスクが下がる
  • ママの身体に良い

 母親の子宮復古を促し、ダイエット効果がある(プラス450㎉/日までOK)

 閉経前乳がん・卵巣がん・子宮体がんなどのがん罹患率が低下する

  • 消毒が不要でミルクを購入しなくてよく経済的
  • 調乳の手間がなく赤ちゃんが適温で飲める

母乳のデメリット

  • 母親しか与えることしかできないため、まとまった休息がとりにくい
  • 乳首の裂傷や乳腺炎などトラブルが起こることもある
  • 赤ちゃんが飲んでいる量がわからないので体重が増えているか不安になる
  • 赤ちゃんが飲みなれるまでは、飲むことに疲れてしまうこともある。舌と顎をうまく使わないと飲めないので、赤ちゃんも練習が必要です

ミルクのメリット

  • ビタミンKが含まれており、新生児出血の予防に効果がある。
  • 目で見て飲んでいる量がわかりやすい
  • 外出先でも場所を気にせずミルクをあげることができる
  • 誰でも与えることができ、パパや他の家族が育児介入しやすく、ママも休むことができる。
  • 母乳由来の黄疸である場合は治療にミルクが用いられる。

ミルクのデメリット

  • 免疫抗体は含まれない。
  • 消化に時間がかかる。(腹持ちが良い!)
  • 準備と後片付け、消毒の場所と手間がかかる
  • 購入にお金がかかる

混合栄養のメリット

  • 母乳とミルクのどちらもの栄養を取ることができる

 ミルクには母乳に不足しているビタミンKを含むため、赤ちゃんの出血予防に効果あり

 母乳には免疫物質が多く、消化しやすい

  • ママが休みたい時に、パパや他の家族でもミルクをあげることができる

=預けやすくて、休みやすい!  

  • 乳首が傷ついてしまった時にミルクで代用もスムーズ
  • 搾乳した母乳も哺乳瓶を拒否することなく飲める!
  • 外出時に授乳室がなくても、ミルクをあげることができる!外出時に困らない!

混合栄養のデメリット

  • 母乳が出ている量がわからず、ミルクを足す量を悩む
  • 母乳の出が悪くなる可能性がある
  • 初めは、乳頭混乱(直接乳房から吸っていた赤ちゃんが哺乳瓶を嫌がる、哺乳瓶を経験した赤ちゃんが乳房から吸うことを嫌がること)を起こす可能性がある
  • 準備と後片付け、消毒の場所と手間がかかる
  • 母乳の量が増えると缶が使いきれなくなり無駄になる、ミルクを購入する経済負担がある

2.どの授乳法が良い?

完全母乳、混合栄養、人工乳どれが良いでしょうか?

答えは、人それぞれ異なります!

2-1.どの授乳法が自分にあっているか

出産後すぐはまだ母乳が十分な量がでない状態です。

母乳を赤ちゃんに吸ってもらう刺激によって、母乳の分泌が促されていきます。

退院の時にもミルクを補足していることがほとんどではないでしょうか。

今後の授乳で完全母乳を目指すのか、混合栄養で母乳もミルクもどちらもあげられるように併用していくのか、仕事復帰など考えミルクに切り替えていくのか。

それぞれの事情や考えによって初めからミルクで育てることもありますね。

どう育てていきたいか?1人目だとイメージしにくい部分もありますよね。

病院や地域へ相談してみましょう。どうすればよいか一緒に考えてくれますよ。

第1子の出産病院は絶対に母乳!という方針で、その考えに共感いていました。

入院中いろいろな痛みに耐えながら夜中も搾乳や頻回授乳を頑張り、母乳外来に通い、誰かに預けて休むことが難しかったり、今思えば母乳じゃないといけないというプレッシャーみたいなものが負担になっていたように思います。

経済的だし、痩せられるし、母乳が絶対いい!って思ってましたが、努力とは裏腹にあまり母乳が順調にでてくれずで失敗体験も多かったです。

なので第2子は母乳のメリットを分かった上で、ミルクと併用して混合栄養にしました。

メリットデメリットを分かった上で選択しているので気持ちも楽で、第1子の時より育児を楽しめている気がします。

「体重がしっかり増えていて元気だったらミルクでもいいやん♪」と思ってます。

2-1.母乳の量を増やすためには?

混合栄養を行う場合でも、母乳の量を増やすことができます。

母乳の量を増やすためには、赤ちゃんをよく吸わせることが大切です。

1日8回以上飲んでもらうことが目安になります。

また、疲れてしまい寝てしまう子もいるので、搾乳し哺乳瓶で与えることもよいですね。

どのくらい搾乳できるかで、母乳量をおおよそ知ることもできますね。

赤ちゃんの空腹のサイン(口を開ける、握った手を口に持っていくなど)に合わせてほしがるだけ母乳をあげましょう。

母乳を十分に摂るためには、ママ自身が健康的な生活を送り、十分な休息をとることも重要です。

母乳の分泌を促すためには、母乳マッサージなどの方法も有効です。

母乳が十分に出ていない場合や母乳育児に不安を感じる場合は、専門家に相談することをおすすめします。

母乳外来はどこにあるか調べてみましょう。

お住まいの子育て相談ができる窓口(母子手帳を発行してもらったところ)へ、授乳のことを相談することもできますよ。

退院後から1か月児健診までは出産病院に相談することもできますね。

私は第1子の時に、母乳量を増やすため、病院からおすすめされたpigeonの『母乳相談室』という哺乳瓶で乳頭混乱をおこさず、母乳も上手く飲めるようになりました!

乳首が母乳と似ているため、舌と顎の使い方が上手になるようです。

第2子も母乳も哺乳瓶も上手く飲めるように成長しました。

現在は母乳の回数がメインで、ミルクの回数は少ないのですが、ミルクはパパがあげてくれるので休むことができますし、外出先でも困らないので、私は混合栄養が楽です。

消毒やお金はかかりますが、、、、

第1子の時は『母乳相談室』を病院の売店で購入しましたが、第2子の時実店舗では売っておらず、ネットで購入しました。

3.どのミルクを買うべき?

ミルクの種類ってたくさんありますよね。迷うと思います。

お試しできるものもありますし、まず出産病院で使っているものを退院後も自宅で購入し使うことが良いと思います。

3-1. ミルクの種類と特徴

混合栄養においてミルクは欠かせない存在ですが、市販されているミルクは種類が豊富で、それぞれ特徴が異なります。まずは代表的なミルクの種類とその特徴について解説します。

粉ミルク

 市販の乳児用粉ミルクは、脂肪分やたんぱく質、炭水化物などの栄養素を必要な量含んでいます。

粉末状になっているため、保存や持ち運びがしやすいという利点があります。

キューブタイプも外出先でも計測の必要がなく便利ですね。

生協のはじまる箱にも試供品があったので、試したい方はぜひ無料でもらってみてください。

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液体ミルク

 粉ミルクを作る手間を省けるため、市販の液体ミルクも利用されることがあります。

粉ミルクよりも手軽に使えるという利点がありますが、価格が高めであったり、長期保存には向かないというデメリットがあります。

お湯を用意できない時の災害時には役立ちますね。

その他のミルク

アレルギーや消化器官の問題を抱える赤ちゃんには、市販のミルクではなく、医療機関で処方されるミルクを使うことがあります。

3-2. 母乳に近いミルクの選び方

母乳には、赤ちゃんが健康に育つために必要な栄養素がバランスよく含まれています。

そのため、母乳に近いミルクを選ぶことが望ましいとされています。

母乳に近いとされるミルクの特徴として、以下のような点が挙げられます。

・ヒト乳オリゴ糖や乳酸菌など、母乳に含まれる成分を配合している

・乳たんぱく質が母乳に近い配合割合で含まれている

・タンパク質を細かくしており、母乳のように消化吸収がよい

母乳に近いミルクを選ぶ際には、製品パッケージに記載された栄養成分表を確認し、乳たんぱく質の配合割合や含まれる成分に着目することが重要です。

出産病院は森永E赤ちゃんを使用していたので、使用していました。画像は退院の時に病院からもらった試供品です。

今ははぐくみというミルクを使用しています。

缶ではなく、エコ楽パックという詰め替えができるタイプもあり、便利です。

4.混合栄養のポイント

4-1. 母乳とミルクの授乳タイミング

母乳とミルクの授乳タイミングは、赤ちゃんの食欲に合わせて調整する必要があります。

ミルクを授乳する間隔は、おおよそ3時間程度を目安に考えると良いですが、母乳は欲しがるときに与えてよいです。

赤ちゃんの成長によって欲しがるタイミングが異なってくるので合わせた対応をすることが大切です。

4-2. ミルクの補足方法

母乳とミルクの授乳量は、赤ちゃんの成長に合わせて調整する必要があります。

ママとパパがどう育てたいかでミルクの補足方法も変わってきます

私は夜中に起きてミルクを作ることが負担だったことと、夜は母乳の分泌量がアップするので、夜は母乳を中心にあげています。

朝方やお風呂上りやママの体調が悪い時にはミルクをパパがあげてくれています。

もし母乳量を増やしていきたいということであれば、母乳が優先し、赤ちゃんが満腹になるまで母乳を与えるようにします。

その後、足りない分だけミルクを与えることが望ましいです。

ただし、赤ちゃんの成長によって必要な量が変わるため、定期的に量を見直すことが重要です。

また、授乳中に赤ちゃんが満腹になったかどうかを確認するために、赤ちゃんの機嫌・排泄状態や体重の増加などを観察することが大切です。

期待される体重増加

生後0~3か月:25~30g/日

生後3~6か月:15~20g/日

生後6~12か月:10~15g/日

生後0日から生後6日目までは1回の授乳量は5~10ml/kgです。

たとえば、3㎏の赤ちゃん(生後5日目)であれば15ml~30mlを8回ほど与えることになります。(母乳を0mlと仮定)

生後7日目以降は母乳量+ミルクが120ml~150ml/㎏与えることが目安となります。

たとえば、3.5㎏の赤ちゃん(生後15日目)であれば、420ml~525ml/日与えることで成長発達に必要な体重増加が期待されます。

母乳+ミルクが50ml~70ml/回×8回前後与えるとよいということですね。

ただ母乳量は頻回授乳をしていくと増加が見込めることと、時間帯によっても異なります。

退院時に計測した母乳量を目安にミルクを補足することが基本です。

4-3.ミルクの減らし方

母乳の分泌がアップしてくると、ミルクを飲む量が減ってきますが、ミルクをいきなりやめることはやめましょう

もし母乳だけで足りていない場合、赤ちゃんが脱水になる危険性があります。

ミルクを減らしてもよいサイン

・おしっこ・うんちが良く出ている おしっこ8回以上/日、ウンチ1回以上/日

・体重が良く増えている

・3時間たっても起きてこない

・母乳のあとミルクを飲まない

ミルクは1回10mlずつ減らそう

一回60ml飲んでいるが、ミルクを減らしてもよいサインがあれば、1回50mlへ減らす。

これを2~3日続け、体重増加に問題がないかおしっこ、ウンチは出ているかなど確認しながら行う。

サインがわかりにくい、心配という場合には地域の相談や病院へ相談してみよう。

5.よくある疑問Q&A

5-1. 母乳とミルクの併用は赤ちゃんに負担にならないか?

母乳とミルクを併用することで、赤ちゃんの胃腸に負担がかかるということはありません。

ただし、母乳とミルクを一緒に飲ませると、消化の仕方が異なるので、母乳とミルクの割合によってお腹のすく時間が異なります。

5-2. 母乳とミルクの併用で授乳回数はどのくらいにすればよいか?

母乳とミルクの併用での授乳回数は、赤ちゃんの成長や体調によって異なります。

一般的には、新生児期は1日に8〜12回、3か月頃には1日に6〜8回、6か月頃には1日に5〜6回程度が目安です。

赤ちゃんの飲み方や成長に合わせて、授乳回数は調整する必要があります。

5-3. 混合栄養をしても赤ちゃんの成長に影響はないか?

混合栄養をしている場合でも、適切な栄養バランスをとることで、赤ちゃんの成長には影響ありません。

必要量が適切か、定期的に体重計測をすることが望ましいです。

体重計測のタイミングは退院後は2週間健診、1か月児健診、予防接種時(2か月~)、市町村の赤ちゃん訪問、母乳外来等です。

イトーヨーカドー内・あべのハルカスの授乳室には体重計・身長計があったので、はかってみることもよいですね。

自宅の体重計で測ることもできますが、ざっくりとした数字になるので、心配がある方は赤ちゃん用の体重計で測ることが望ましいです。

1日25g増えたかはわからないので、1週間ごとに計測するくらいがおすすめです。

自宅の体重計で赤ちゃんの体重を測る方法(参考)

赤ちゃんを抱っこしたまま大人が体重計にのった体重―大人の体重=赤ちゃんの体重

まとめ

混合栄養について知りたい方へ、今回は母乳とミルクの併用についてお伝えしてきました。

混合栄養をすることで、母乳だけでは足りない栄養素を補うことができますが、正しい方法で行えば、成長発達に問題ありません。

混合栄養は赤ちゃんの反応をみればなんとなくわかってくることもありますが、体重増加を確認することで安心につながりますね。

赤ちゃんに合った授乳方法はそれぞれです。

親自身もやりやすい方法、負担が少ない方法を見つけてみてくださいね。

笑顔で赤ちゃんに接する機会が増えるといいですね。

授乳について悩んだり、不安なことがあれば、医師や助産師、専門家に相談することが解決の近道になると思います。

不安を減らして、授乳が楽しい時間になれば幸いです。

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