男性育休はずるいのか?|延長や退職はもっとずるい?

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こんにちは、ひろちゃん@育休中 です。

みなさんは同じ職場で働く人が産休や育休を取得したらずるいと感じますか?

ニュースで出産一時金の増額の話を聞いたらずるいと感じますか?

私は東証プライム企業で管理職をしており、今年育休を取得中です。

産休や育休を同僚が取得し職場に残されるパターンと、その逆の両方を経験しています。

今回は産休や育休取得をずるいと感じる心のモヤモヤについてお話ししたいと思います。

目次

なぜ人は他人の育休取得をずるいと感じるのか?

他人に対して感じる「ずるい」という感情は、「羨ましい」という感情と同時に発生することが多いです。

産休や育休は、子供を産んだ際に、育児のために会社を休業できるという制度です。

その際の所得保障のため、健康保険や雇用保険から給付金が拠出されます。

つまり、(会社で)働かずしてお金をもらえるという状態になります。

これに対して、他人からすると、「子供を産む」という自身の選択なのに、仕事を休めてお金をもらえるなんて羨ましい=ずるいという感情が湧いてくるのだと思われます。

休んだ人の仕事が自分にまわってくるという不条理

産休や育休で欠員がでた場合、当然その人がやっていた仕事を誰かが代わりにすることになります。

代わりの人がすぐに現れて、いなくなる人と同等の仕事ができるなんてことは滅多にありません。

大体はすでにその職場にいる人がより多くのパワーを割いてフォローするわけです。

単純に自分の仕事だけが増加するわけで、給与が増えるならまだしも、給与そのままなら誰も喜ばないでしょう。

しかし、一つは誰が産休・育休を取得するかによって変わってくるのが実際のところです。

普段から職場で尊敬されているような、自分の好きな人が休むならがんばろうという気になりますし、

逆に嫌いな人が休むことになって、自分が代わりに仕事をするということになると、なんで自分が?となるわけです。

また、自分の仕事やプライベートの状況にもよるでしょう。

心に余裕があればがんばれるし、余裕がないと少し仕事が増えるだけで大ダメージを受けるわけです。

産休・育休取得は早めに職場に伝えスムーズな引き継ぎを

産休や育休を取得しようと考えている人は、早めに職場にその気持ちを伝えましょう。

いつ頃伝えるのがよいかは別の記事にしていますので、そちらをご参照いただければと思います。

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早めに伝えることで、上司・同僚としては引き継ぎの準備をすることができます。

心の準備もしかり、仕事の準備もしかりです。

実際に休む日がくるまでは、全力で仕事をやりきりましょう。

新たな仕事を掴むことは極力控え、自分しかできない・知らないという状態にならないようにします。

自分しかできない仕事は、必要に応じてマニュアル等の作成をすべきです。

上司は人のアサインと引き継ぎを計画的に

上司は部下の産休・育休入りを知ったら、すぐに行動しましょう。

代替要員の手配や、既存要員への仕事の分配をする必要があります。

大事なのは、チーム全体として、人の異動を捉えることです。

産休だから育休だから、病欠だからという要因を考えず、人の異動が発生すると考えるべきです。

職場では人の流動性は重要です。

古いやり方を捨て、新しいやり方を入れるという考えにおいても、流動性は重要です。

産休・育休での人の入れ替えを、むしろ良い機会と捉え、職場の新陳代謝を図れば良いのです。

個人を責めず職場風土を変えよう

産休・育休に入ることは決してずるいことではありません。

少子化の時代に子を産み育てるということは、何より重要なことです。

出産を機に職場としても働き方を変えましょう。

人の異動を受け入れ、柔軟に対応できる組織や制度が必要です。

育休・産休は制度としてちゃんとしているのに、周りの人の価値観がアップデートできていない典型です。

育休取得を申し訳ないと感じてしまうのは同調圧力以外の何者でもありません。

育休を取得する人を責めず、その機会を有効活用し、みんなの価値観をアップデートしましょう

延長や退職はずるいのか?

予定していた育休期間が過ぎて、延長やそのまま退職をする人もいます。

これらに対してずるいと感じる人も多いです。

育休は職場復帰を考えている人に対する制度ですので、まずは復職が原則です。

しかし、実際に育児をしてみてその大変さを実感することが多いのも事実です。

子が1歳になり、保育園に入れようと思っても入れない状態も考えられます。

最近では保育園での不祥事も多くなっていますので、預けるのも不安という方も多いでしょう。

そのため、育休を延長したり、そのまま退職することは何も悪いことではありません

職場の人も、育児をするとどういった問題が発生するのかを知識として知っておくことで、その状況が理解できるでしょう。

延長や退職をずるいと感じる前に、育休や産休を踏まえた育児の実態を知るように心がけましょう。

まとめ

育休取得は決してずるいことではありません。

延長も退職も何も悪くありません。

育児は大変ですので、今ある制度を最大限に活用しましょう。

自分が産休・取得する時は周りの人のことを考えて仕事を引き継ぎ、誰かが産休・育休を取得する時にはおめでとうの気持ちで送り出してあげましょう!

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